会場では、ホワイトキューブの中に「家」を再現します。リビングや寝室、キッチン、ドレッシングルームなど、家のさまざまな空間をテーマに、9人のアーティストがそれぞれの感性で空間をデザインし、作品を展示します。この展覧会では、作品はただ飾られるだけのオブジェではありません。アートが空間全体に溶け込み、空気のように流れ、見る人と作品、そして人と人とをつなげる役割を果たします。
「芸術はどこにあるのだろう?」「芸術って何だろう?」
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日程
2025年10月3日(金)?10月11日(土)
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時間
11:00?18:00
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会場
〒600-8411 京都市左京区岩倉木野町137 京都精華大学 明窓館3階 -
出演?出展者
青山 礼(芸術学部版画専攻4年)
ホン?ウォンヒョン(芸術学部版画専攻4年)
イ?ト?ンミン(芸術学部立体造形専攻4年)
中島幹太(芸術学部陶芸専攻4年)
ハ?ク?タ?イン(芸術学部洋画専攻4年)
鈴木大山(芸術学部陶芸専攻4年)
梅﨑結菜(芸術学部テキスタイル専攻4年)
山口 玲(芸術学部版画専攻4年)
ユン?シ?ェホ(芸術学部立体造形専攻4年)
主催:おいでよ、Home実行委員会 -
予約
不要
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料金
無料
出展者プロフィール
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《おもてなしの箱》2025 銅版画 青山礼|Aoyama Rei
2003年、 大阪府?まれ。京都精華?学芸術学部造形学科版画専攻4年生。
銅版画を主な表現手段とし、腐食や刷り重ねによって生まれる偶発的な表情に着目して制作を行う。日用品などをモチーフとした構成物を版画として再構成する手法も取り入れている。物の奥に宿る「時間の味わい」。その静かな存在感に、私はいつも安心感と、どこか懐かしいときめきを覚える。見る者それぞれの記憶に触れる「余白」を大切にしている。 -
《Serving Curry with Kimchi》2025 パフォーマンス ホン?ウォンヒョン|Hong Wonhyeong
2000年、韓国ソウル生まれ。京都精華?学芸術学部造形学科版画専攻4年生。
人間の存在の本質と社会構造が生み出す境界や役割を探求し、その中で生きる個人のアイデンティティに注目している。作品を通じて、人間と人間が創り出した社会、さらに国家?共同体?個人が絡み合い相互に作用するあり方を可視化する。版画、写真、陶芸、インスタレーションなどの多様な媒体を用い、それぞれの素材や特性を活かしてメッセージを表現し、観覧者との新たな対話を模索する。 -
《間シリーズ3》2025 粘土、耐火石膏、ガラス イ?ト?ンミン|Lee Dongmin
2002年、韓国キ?ョンキ?ト?生まれ。京都精華大学芸術学部造形学科立体造形専攻4年生。
将来作家になるために様々な経験を自分の作品に取り入れたいと考え留学を決意。自分に合う素材を用いて自由に作品作りたいと思い、多様な素材に挑戦て?きる立体造形専攻を選んた?。現在、型取りの過程を取り入れたカ?ラスの表現に挑戦している。 -
《Yuuuu!!!!!》2024 磁器土 中島幹太|Nakajima Kanta
2003年、大阪府生まれ。京都精華大学芸術学部造形学科陶芸専攻4年生。
高校から陶芸を学ひ?、 自分の世界観か?表現て?きる場所か?京都精華大学陶芸専攻た?と思い入学。いつの間にか自分の顔をつくっていた。僕は自分をつくっているつもりて?は無いけと?、いつのまにか僕になるような 自分て?自分を確かめるように、新しい自分を発見するように顔をつくっていく。 -
《Elephant series – Pradox》2024 キャンバスに油彩 パク?ダイン|Park Dain
1994年、 韓国ソウル生まれ。京都精華大学芸術学部造形学科洋画専攻4年生。
私は日々あふれ続けるイメージの中で、すぐに忘れ去られてしまう断片に注目している。スクリーンショット、ポーズ用写真、古いアーカイブ——かつて明確な目的を持って生まれながらも、今では誰のものでもないイメージたち。そこには人や動物、感情や無関心が入り混じっている。私はそれらの断片を再び画面上に呼び戻し、新たな関係を生み出しながら、思いがけない感情や小さなユーモア、言葉にできない緊張感を描き出す。 私の作品はふと訪れる感情や一瞬の場面に近い。芸術とは、あまりに早く消費され忘れられるイメージに、再び呼吸の余白を与えることだと考えている。そして、それだけで十分だと信じている。
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《That’s why l love it》2025 磁器土 鈴木大山|Suzuki Taizan
1998年、香川県生まれ。2017年に京都精華大学デザイン学部建築学科に入学。2022年芸術学部造形学科陶芸専攻に転学し現在4年生。
人々が自由にイメージを持つ事が許される「可愛い」に興味を持つ。そして、私の中にも、確かに存在する「可愛らしさ」を、地球上の物理の制約から逃れることが出来ない陶芸でもって追求する日々。自由なイメージを不自由な陶芸で制作する。想像と現実を往環する事ができる物質を生み出したいと考えている。 -
《Untitled》2024 羊毛フェルト、わた、ウール生地、刺繍糸、発泡スチロール、針金 梅﨑結菜|Umezaki Yuina
2003年、長崎県生まれ。京都精華大学芸術学部造形学科テキスタイル専攻4年生。
癒しや安心感、自己の投影や理想の表れなど人形やぬいぐるみの与える印象と多面的な存在に興味を持つ。現在は「夢の中」をコンセプトに主に羊毛フェルトを用いたオリジナルの世界観のキャラクターを制作している。繊維素材から伝わる温もりと「見て、触れて、想像する」ことの楽しさを感じてもらいたい。 -
《Untitled》2025 インクジェットプリント ??玲|Yamaguchi Rei
2002年、福井県?まれ。2021年京都精華?学マンガ学部アニメーション学科?学。2023年に芸術学部造形学科版画専攻に転学。現在4年生。
写真は「かつて、どこかにあったもの」を、時間と空間を超えて、誰もがどこででも見ることを可能にする。「情報を伝える」という写真本来の能力を意識的に取り除き、写真というメディアの前提を問い直し、その構造や意味の再構築を目的とする。写真を写真として見ることを拒んだとき、写真は何になるのか。その不確かさの中に、私は表現の可能性を探している。 -
《Life Line: Lotus》2024 木材 ユン?ジェホ|Yoon Jaeho
2001年、韓国ソウル生まれ。京都精華大学芸術学部造形学科立体造形専攻4年生。
作品に生命を吹き込み、観覧者に深い省察の時間を与えることを目標としている。私は木材を切り、削り、磨き、新たな形と意味を創り出す。死んだ木に生命を吹き込むこの過程は、まるで自分自身を彫刻し、可能性を広げていく旅のようだ。荒々しい作業は私を変化させ、柔らかさは私を成長させる。木材を整え新しい形を作り上げる過程は、自分の内面を丁寧に削り出す作業と似ている。私は絶えず自身の世界観に問いを投げかけ、深く探求しながら、追求すべきものを見つけ出し、それを作品に込めていく。
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